meyasu
購入

重要事項説明で確認したいポイント

重要事項説明は、契約前に物件と契約の条件を確かめる大切な場面です。どこに目を向ければよいか、確認の観点を中立に整理します。

文責: Meyasu 編集部約 7 分公開 2026/10/12

重要事項説明とは

重要事項説明は、宅地建物取引業法第35条に基づき、売買契約の締結前に、宅地建物取引士が買主に対して物件や取引条件の重要な事項を書面(重要事項説明書)で説明する手続きです。契約するかどうかを最終判断するための、重要な情報の確認の場にあたります。

本記事は、重説で目を向けたい観点を中立に整理する参考情報です。記載事項の意味や法的な判断は、宅地建物取引士・弁護士等の専門家にご確認ください(投資助言ではありません)。

確認したい主な観点

重要事項説明書には多くの事項が記載されます。収益物件の購入で特に確認したい観点を、参考として整理します(実際の記載事項は物件・取引によって異なります)。

重要事項説明で確認したい観点(参考整理)
区分確認の観点(例)
権利関係所有権・抵当権など登記された権利、借地の有無
法令上の制限用途地域・建ぺい率・容積率、再建築の可否など
インフラ上下水道・electricity・ガスの整備状況、私道負担の有無
建物・管理(区分)管理規約・使用細則、管理費・修繕積立金、長期修繕計画、滞納の状況
契約条件手付金・違約金、契約解除の条件、引渡しの時期
賃貸(収益物件)現在の賃貸借契約の内容、賃料・敷金、契約の引き継ぎ

権利関係・法令上の制限

登記された権利(抵当権など)が残っていないか、借地の場合の条件はどうか、といった権利関係は、購入後のトラブルを避けるうえで重要です。また、用途地域や建ぺい率・容積率、再建築が可能かといった法令上の制限は、将来の建て替えや出口にも関わります。

これらは専門的な内容を含むため、分からない点は宅地建物取引士に質問し、必要に応じて弁護士・司法書士等に確認する姿勢が役立ちます。

区分マンションの管理・修繕

区分マンションでは、管理規約・使用細則、管理費・修繕積立金の額、長期修繕計画、これらの滞納状況などが重要な確認事項です。積立金が計画に見合っているか、値上げや一時金が予定されていないかは、保有中のコストに直結します(詳しくは「長期修繕計画と修繕積立金の見方」「修繕積立金が足りないとどうなる?」を参照)。

賃貸中物件(収益物件)の確認

賃借人が入居したまま購入する場合(オーナーチェンジ)、現在の賃貸借契約の内容——賃料・敷金・契約期間・特約など——が買主に引き継がれるのが一般的です。重説やレントロールで、契約条件や敷金の額、滞納の有無を確認する観点があります(オーナーチェンジの特徴は「オーナーチェンジ(賃貸中)の売却の特徴」も参照)。

まとめ

重要事項説明は、契約前に物件と条件を確かめる大切な場面です。権利関係・法令上の制限・インフラ・(区分)管理と修繕・契約条件・賃貸条件などの観点で、分からない点は宅地建物取引士に質問し、必要に応じて弁護士・司法書士等の専門家に確認するのが実務的です。急がされても、納得できるまで確認する姿勢が大切です。

よくある質問

重要事項説明とは何ですか?
宅地建物取引業法第35条に基づき、売買契約の締結前に宅地建物取引士が買主へ、物件や取引の重要な事項を書面で説明する手続きです。契約するかどうかを判断するための情報確認の場にあたります。記載事項の意味や法的判断は、宅地建物取引士・弁護士等の専門家にご確認ください。
重要事項説明で特に何を確認すべきですか?
権利関係(抵当権など)、法令上の制限(用途地域・再建築の可否など)、インフラの整備状況、(区分では)管理規約・管理費・修繕積立金・長期修繕計画と滞納状況、契約解除や違約の条件、そして賃貸中物件では現在の賃貸借契約の内容などが挙げられます。実際の記載事項は物件・取引で異なるため、分からない点は説明担当の宅地建物取引士に質問してください。
説明の内容が分からないときはどうすればよいですか?
その場で宅地建物取引士に質問し、納得できるまで確認するのが基本です。専門的・法的な判断が必要な点は、弁護士・司法書士等の専門家に相談する選択肢もあります。契約を急がされても、内容を理解しないまま署名・押印しない姿勢が大切です(本記事は一般的な情報で、個別の判断は行いません)。
この記事は特定の売買・契約を勧めるものではありません。私たちの中立の約束をご覧ください。

本記事は一般的な情報の提供であり、特定の物件・契約・投資判断の推奨や、税務・法務の助言ではありません。数値はすべて参考値・試算です。税務・契約・法務の判断は税理士・弁護士等の専門家に、借入の可否は金融機関にご確認ください。

購入を検討している方へ

検討中の物件を、ご自身の前提で試算する

物件の概要や費用・借入条件を入力し、購入前の判断材料を整理できます。登録不要・保存なしの診断です。

購入前診断を使う

あわせて読みたい